シャンデリアとは?語源や歴史、設置場所について徹底解説

シャンデリア(chandelier)は天井に取り付ける装飾照明です。中世頃に登場した現在の原型となるシャンデリアは、宮殿など特別な場所を歴代彩ってきた照明器具です。
現在は幅広い装飾がシャンデリアの魅力を引き出してくれるようになり、より多様な場所で使用されている照明器具です。
創業60年以上のシャンデリア専門店である河原郁子NY・シャンデリア東京が、シャンデリアの語源や歴史をご紹介し、現代のインテリアに取り入れたいシャンデリアのおすすめの設置場所について解説します。
シャンデリアとは?

シャンデリアとは英語でchandelierと表記する装飾証明器具です。「飾り電灯」「天井から吊り下げる多灯式の照明」などという意味があります。フランス語(ラテン語)の「chandelle」(ろうそくなどの意味)からも分かる通り、一般的なシャンデリアは天井から吊り下げるタイプのランプで、電球以外にも装飾モチーフを取り付けており芸樹的な照明です。
シャンデリアを天井から垂らして設置することを「吊り下げる」もしくは「懸架する」といいます。その吊り下げの部分の金属や木材を「ボディ・アーム」とよびます。
シャンデリアと聞いて一般に連想されることが多いのは、クリスタル・ガラスやアートガラスを使用してきらきらと輝く透明のモチーフを繋ぎ合わせているタイプのシャンデリアでしょう。これはクラシックなデザインのシャンデリアで、明るくゴージャスな装飾照明として知られています。
シャンデリアとは、室内を明るく照らす「灯」としての役割はもちろん、インテリアをより素敵に演出したり空間をより広くゴージャスに演出したりと「装飾照明」としての役割が大きいランプです。

シャンデリア語源や歴史


シャンデリア(chandelier)とは、「飾り電灯」「天井から吊り下げる灯」などの意味の言葉です。
ラテン語の「輝く」「白く光る」という言葉や、フランス語の「蝋燭(ろうそく)立て」という言葉が語源になっていると考えられています。
シャンデリア登場当時の中世では電球の代わりに蝋燭をシャンデリアの灯りとして使用し、「蝋燭を立てる照明器具」であり、より美しく「光り輝く装飾器具」としての二面性を兼ね揃えていたと考えられます。
そうして誕生したシャンデリアは現在でも照明器具としての一面と、インテリア装飾としての一面を持っています。
シャンデリアは世界に一般的に誕生したのは中世といわれていますが、「シャンデリアのもと」といえる照明器具は古代のギリシャやローマですでに使用されていたと考えられています。
当時とても貴重な照明であった蝋燭を大切に使用するために、より広い範囲を効率的に照らそうと考えて作られた、蝋燭立てのようなものが存在していたと記録されています。天井から高いとこりに吊り下げて、小さな蝋燭を光源とした古代の人々の知恵が、現代の美しく華やかなシャンデリアを産んだのでしょうか。
古代ギリシャやローマの蝋燭の使い方は、現在のシャンデリアや燭台に近い活用方法ですね。
11世紀ごろ、現在知られているシャンデリアに近い装飾照明器具が誕生し、教会や寺院、宮殿でシャンデリアが活躍し、人々を装飾的に照らしました。
その後、16世紀ごろには真鍮を使用したシャンデリアが、17世紀ごろには水晶(クリスタル)を使用したシャンデリアが登場します。真鍮はフレームやボディの部分に使用され、水晶(クリスタル)は装飾のモチーフとなりました。
クリスタル・ガラスや透明なガラスを使用したシャンデリアが登場したのは18世紀ごろと考えられています。
パリ万博など、アートガラス製作などが盛んになってことです。水晶(クリスタル)よりも手に入りやすく、加工もしやすいガラスを使用し、灯りをより美しく反射させながら輝かせる方法がデザインされました。当時のガラス職人たちが活発に活躍したのも、18世紀ごろからといわれています。
シャンデリアの大きな転機が訪れたのは19世紀です。これまで蝋燭が人々の主流な光源だったのに対し、ガス灯や電球が誕生し、約150年前にシャンデリアにも電球が使用されるようになりました。
トーマス・エジソンらの活躍で、一般家庭にも電球が取り入れられるようになったのです。
こうしてシャンデリアは形や素材、灯りを変えながら歴史の流れにのってデザイン変化し、現在私たちが目にすることができるまで大切に受け継がれてきました。
現在では「モダンシャンデリア」とよばれる近代的なシャンデリアも登場しており、現代のインテリアに馴染みやすく、よりカジュアルにシャンデリアが楽しめるようになってきています。
シャンデリアはどんな場所で使われている?

宮殿や寺院など人が集まる場所はもちろん、現在は住宅にも取り入れられるシャンデリア。
実際にホテルやご自宅で、現代のどのようなシーンでシャンデリアは活用されているのでしょうか。
シャンデリアが使われているお部屋や空間の特徴を紹介していきます。
リビング

人が集まり団欒する場である「リビング」は、シャンデリアを取り付ける場所としても人気の場所です。家具が揃えやすいように広めの空間として出来上がっているお部屋が多いため、贅沢に大きさのあるシャンデリアを取り付けやすいというメリットもあります。
見た目が華やかで装飾的なデザインをしているシャンデリアをリビングに堂々と吊るすことで、インテリアを格上げし、来客時など極上のおもてなしをすることができます。
ボディやアーム部分をあえて長めに製作し、シーリングライトと高低差を出したり、暖色系の灯りやペンダントライト風の小さめの灯りを取り入れてシーリングライトと色味の違いを出したりしてもおしゃれなインテリアが仕上がります。
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ダイニング・キッチン

リビングと同様、ダイニングもシャンデリアにぴったりの空間です。ご自宅でゆったりとお食事やお茶を楽しむのが好きな方は、ダイニングにシャンデリアを取り付けてレストラン気分を味わいませんか。
あわせてお料理やスイーツ作りを満喫するのが好きな方は、キッチンにシャンデリアを取り入れてみるのもおすすめです。ゴージャスなキッチンでプロの料理人気分になってお料理を楽しめます。
キッチンにシャンデリアを取り付ける方も実はたくさんいらっしゃいます。
オープンキッチンなど、見せる台所をモットーにしている方はキッチンへのシャンデリア導入がぜひおすすめです。
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玄関・階段・廊下

玄関は、あなたが帰宅して一番に通過するところであり、お迎えしたお客さんが一番に目につく場所です。
あっと目をひくシャンデリアを玄関に取り付けることで、帰宅の喜びを増幅させてくれ、より素敵なおもてなしをしてくれるでしょう。
階段は高さがあり、吹き抜けのような空間を楽しめるスポットです。実は、シンプルで高さのある空間は、シャンデリア取り付けのための極上のスポットといえます。
インテリアに悩身がちな場所である階段は、写真や観葉植物を飾る方も多いですが、ワンランク上のインテリアとしてシャンデリアを選ばれてみてはいかがでしょう。
階段は、河原郁子NY・シャンデリア東京がおすすめする「穴場シャンデリアスポット」です。
さらにおすすめなのが、廊下に取り付けるシャンデリアです。
ご自宅の廊下をより華やかにしてくれるシャンデリアは、天井から吊るすタイプはもちろん、ブラケットライトなど壁に引っ掛けて取り付けるタイプのシャンデリアもおすすめです。
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寝室・ベッドルーム

ご自分のためにお気に入りのシャンデリアで、寝室・ベッドルームで楽しむのはリッチなシャンデリアの活用方法です。
シーリングライトを消して、天井から吊るしたシャンデリアの灯りでマッサージやスキンケアをしたり、読書を楽しんだりという就寝前の時間はいかがでしょうか。
シーリングライトよりもシャンデリアの灯りでリラックスする時間は、心にも体にも良い習慣となるかもしれません。
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洗面所・トイレ

洗面所やトイレの個室にシャンデリアを吊り下げると、宝石箱のようにきらめき、よく映えるようになります。
お手洗いは毎日使用する場所です。お気に入りのシャンデリアをお迎えして、素敵に照らしてみてはいかがでしょうか。
明るさは控えめで、装飾がより豊かなペンダントライトタイプのシャンデリアをワンポイントに取り入れてみませんか。
吹き抜け空間

河原郁子NY・シャンデリア東京がシャンデリアの設置場所としてぜひおすすめしたいのが吹き抜けです。ご自宅に吹き抜けスペースをお持ちの方は、シャンデリアを素敵に飾るポテンシャルをお持ちということになります。
高さがあり、開放的な空間を演出する吹き抜けは、豪華な照明器具であるシャンデリアを取り付けるにはうってつけの場所です。シャンデリアの明かりがより広く美しく広がり、高いところでキラキラと室内を照らしてくれるため、シャンデリア本来の魅力を充分に引き出してくれるスポットです。
ご自宅やオフィスに吹き抜け空間をお持ちの方は、より美しく空間を演出するために、吹き抜けにシャンデリアを取り付けてみませんか。宮殿の中のようなゴージャスなインテリアが出来上がることでしょう。
吹き抜けに取り付けるシャンデリアはぜひ、明るさが強く透明度が高いデザインがおすすめです。クリスタル製のシャンデリアなど透明なきらめきを放つものを、明るめのLED電球などと組み合わせて使用してみてはいかがでしょうか。
きっとご自宅内でもトップクラスの素敵な空間が仕上がることと思います。

シャンデリアの種類にはどんなものがある?





シャンデリアにはさまざまな種類があります。
河原郁子NYシャンデリアでは、伝統的なスタイルのデザイナーズシャンデリアがあります。
インテリアや使用空間によって、吊り下げるシャンデリアのみでなく、スタンディングタイプのランプもおすすめです。ローゼットで簡単に電源に接続できるタイプの照明もあります。
近年多様化しているシャンデリアの種類については、こちらの記事で紹介しています。気になる方は併せてチェックをお願いします。
創業60年のブランド!河原郁子NY・シャンデリア東京とは?

創業60周年を迎えた河原郁子NY・シャンデリア東京は、シャンデリアやランプ作りのプロ専門店です。腕前が確かな職人が一つひとつ手作りをしたオーダーメードシャンデリア・照明器具をお客さまにお届けしています。
「多くの人に本物のシャンデリアを届けたい」という思いをコンセプトにしており、一流ホテルやリゾートなどの大手企業さまや、ご自宅用のシャンデリアまで幅広く制作してまいりました。
デザインから制作、取り付けまでほかの企業に外注することなくすべてを当店が行うため、認識の食い違いが生じずらく満足度が高い専門店です。また完全社内製造のため、最短で納入ができ、無駄なコストも省くことができます。
お客さまのサポートを一貫して行う河原郁子NY・シャンデリア東京で、お客さまの思い描くままのシャンデリアや照明器具をオーダーメード作成してみませんか。
ご自宅をあっという間に宮殿のように仕上げてくれる装飾照明器具をひとつお迎えすることで、お客さまの毎日が比べ物にならないほど華やぐかもしれません。
「こんな理想も叶えられるの?」というご質問もお待ちしております。ぜひ当店のスタッフと一緒に、お客さまの理想のシャンデリアをフルオーダーメードで作成しませんか。
シャンデリアとは?【まとめ】

当記事では、シャンデリア作り60年の専門店「河原郁子NY・シャンデリア東京」が、シャンデリアとはどのようなものか、歴史やおすすめを紹介してきました。
実際にシャンデリア製作を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
本物のシャンデリアをみながらイメージを膨らませたい方には、河原郁子NY・シャンデリア東京のショールームをおすすめしております。
300点以上のオーダーメードシャンデリアを展示している当店のショールームで、ご希望のデザインが決まったというお客さまも多くいらっしゃいます。専門スタッフがお客さまのオーダーメードシャンデリアのサポートをさせていただきます。
本物のシャンデリアに魅力を感じられているお客さまからのお問合せ、心よりお待ちしております。
河原郁子NY・シャンデリア東京
河原郁子・デザイン・ニューヨーク

河原郁子NY・シャンデリア東京は、1964年にニューヨークで創業した老舗の特注シャンデリア専門店です。世界中から高い評価を受けており、世界に一つだけのカスタムメイドシャンデリアにこだわっています。
法人企業様から個人オーナー様まで、幅広い顧客層に合わせたシャンデリアのデザイン・製作を行っています。また、シャンデリアの取り付け設置や修復、メンテナンスもお任せください。
河原郁子NY・シャンデリア東京のショールームには、常に300点以上のオリジナルシャンデリアが展示販売されています。熟練のエンジニアが屈折率、反射率、カットなど全てを計算し尽くして作られたシャンデリアは、他社とは輝きがが違うと好評です。
河原郁子NY・シャンデリア東京は、これまでに東京ディズニーシーやユニバーサルスタジオ、リッツカールトンホテルシンガポールなど、数多くの有名施設にシャンデリアを納品しているシャンデリア業界のパイオニアです。